top of page

円輪

 

共に犯すために繋ぐんじゃない

そんなために手を開くんじゃない

取り合う手と手が繋がって作る輪は

イビツじゃいけないんだ

 

まぶしい太陽のように

いつも輝いてなくってもいい

 

満ちても欠けても

目に見えても見えなくても

そこに輪を作ればいい

遠慮なんていらない

伸ばした手と手で作る輪は

きっとキレイなはず

 

共に目指すために繋ぐんでもない

誰かのために手を開くんでもない

偶然目と目が合って作られた輪も

イビツじゃいけないんだ

 

朝焼けに残る月のように

いつも輝いてなくってもいい

 

朽ちても果てても

聴こえても聴こえなくても

そこに輪を作っていこう

遠慮なんて許さない

取り合った手と手で作る輪は

きっとキレイだから

 

 

 

bottom of page